卓上コーターラインナップ | ||
・TC-1型(A3塗工タイプ) | ・TC-3型(A4塗工タイプ) | ・各種塗工治具 ・オプション各種 |
卓上コーター(バーコーター)はこれまで人間の手で行われてきましたが、バーコーターの塗工は人それぞれ力加減が違うため、条件が一定にならないことが問題視されてきました。そのため本装置のような自動コーターが注目を集めています。本装置を使用することで誰でも同一条件かつ同じ評価が得られるようになります。近年ではJIS規格でも自動塗工を推奨していることから大きく注目されている装置です。本装置のみならず将来的なコーターまで見据えた提案ができる弊社で是非御検討ください。
卓上コーター(バーコーター)は塗工ガラス上に基材を置き、基材の上に一定速度で塗工を行う平板塗工機です。卓上コーターの駆動にはモーターを使用し、装置が稼働するのは前進・停止・後退の3通りしかありませんが、低速でも滑らかに動くよう様々な工夫を凝らしています。塗工に使用するワイヤーバーとアプリケーター等の塗工治具は弊社で御用意しています。また弊社の特徴として他社製の塗工治具も使用することができるよう設計していますので、これまで使用していた塗工治具を使うことができるため、すでに持っている塗工治具を無駄にすることがありません。
様々な特徴がある卓上コーターは、デモ機を用意していますのでご利用の際は弊社までお問い合わせください。
TC-1型ではA3までの塗工をする用途が多く、小型タイプはあまり多くありませんでした。
しかし近年では製品が小型化し部品についても小型化することが要求されています。
その中で卓上コーターもA3までの塗工からA4までの塗工ができるよう改良し、設置スペースの観点からも装置を小型化する事に成功しました。
またTC-1型にはなかった非常スイッチを増設したことで安全対策にも対応し、タッチパネルを採用したことで操作性も飛躍的に向上しました。
これまでになかった距離設定や異常発生時の対応がわかりやすくなり、使い方の簡潔さもこれまで以上になりました。
新型のTC-3型は二次電池やデバイスの作成、塗料の評価や試作製作などの場で好評いただいてます。
TC-3型では塗工速度や塗工距離、異常発生状況などを一括で監視できるようタッチパネルを搭載しました。これにより各設定はスマートフォン同様にタッチパネルからの操作で完結します。設定条件も一目で監視でき、設定ミスが少なくなります。
塗工距離については任意に設定できることで貴重な塗工液を使いすぎない事で、塗工液の無駄を省く事ができます。
万が一の異常が発生した場合は、タッチパネル横にある非常停止を押すことで装置が瞬時に停止する仕組みを設けています。また装置側で異常が発生した場合は動作を停止し、タッチパネル画面にエラーの内容が表示されるように設定しています。
型式 | TC-3 |
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塗工方式 | 治具変更方式 ワイヤーバー又はアプリケーター |
塗工速度 | 10~100mm/sec |
塗工距離 | 最大ストローク315mm |
塗工板 | ガラス板 300mm×450mm |
制御方式 | タッチパネルシーケンサー及びモーターアンプ |
外形寸法 | W376×D634×H306(mm) |
接地寸法 | W347×D561(mm) |
電源 | AC100V 50/60Hz 1A |
基材の固定を容易に行なえる真空吸着盤を弊社のバリエーションとして御準備しております。塗工ガラスに微細な穴加工を施して、真空ポンプを使用し基材を固定しています。洗浄性を考慮し、塗工ガラスは取り外し丸洗いが出来る形状にして作業性も装置の仕様と考え設計しています。
基材に塗工後に乾燥する目的や加熱しながらの塗工ができるよう加熱ユニットのオプションを御用意しています。
サーモグラフィのデータは150℃設定時の温度分布を表示し、加熱時間はおよそ3分ほどで加熱が完了します。
塗工後の状況のまま乾燥ができるため乾燥の為に恒温槽へ移動する際、塗液が流れてしまう事を防ぐ場合は加熱ユニットの使用をお勧めします。
最高温度は200℃設定までとなります。
簡易型ラミネートロールを取り付けた装置です。
事前にフィルムを巻き付けたロールとラミロールとの組み合わせにより、塗工とラミネートを一台の装置で行う事ができます。
接着剤の評価やセパレーターの圧着などに使用されます。