超音波ホモジナイザー(超音波分散機)のUX-050はハンディー型で手元のスイッチを押して発振ができる簡易的な超音波ホモジナイザー(超音波分散機)です。
主な目的は分野によってそれぞれ異なります。
・ケミカル分野
少量の乳化・分散に使用され、希少材料の分散や少量の分散に使用されます。
・バイオ分野
菌体の破砕や切断に使用され、DNAの破砕や菌糸の破砕、リポソームの調整にも使用されます。
用途がたくさんありますが、いろんな場面で使用できる装置でもあります。
マイクロチューブ
遠沈管
試験管
超音波ホモジナイザーUX-050で多く使用されている方法は主に右の3種類です。
UX-050は少量を処理する装置になりますが、その少量の中でも容器に合わせて様々な処理容量に使用することができます。
右記に掲載している写真はマイクロチューブ、遠沈管、試験管の3種類です。
その他、サンプル瓶やマイクロプレートなどに対しても使用することができます。
発振器本体のSTARTボタンから運転を行う方法です。
発振器から運転を行う際には振動子をスタンドや消音箱に保持させる必要があり、また処理液に対して予めチップ先端を液に差し込んでいる状態で使用してください。
※チップが処理液に触れていない場合は空気中で発振を行う空運転になってしまうため注意が必要です。
超音波ホモジナイザー発振器
チップ先端が処理液に
差し込んでいる状態
振動子上面にあるのハンディーボタンから運転を行う方法です。
片手で運転が行えるよう振動子上面に設置されているハンディーボタンを使用して運転を行うことができます。
ハンディーボタンがあることで容器を持ちながら運転する方法が行え、作業としても簡単で直感的な操作ができます。
※チップが処理液に触れていない場合は空気中で発振を行う空運転になってしまうため注意が必要です。
振動子上面の
ハンディーボタン
振動子の握り方
UMS-3(マイクロチップステップ型φ3 )※標準付属
装置に標準付属されているチップです。マイクロチューブから遠沈管まで対応できるため汎用性が高いチップです。
目安処理量:0.25ml~25ml
UMS-2(マイクロチップステップ型φ2)
マイクロチューブなどの極少量を処理する際に使用するチップです。マイクロチューブをメインで使用する方はこちらのチップがおすすめです。
目安処理量:0.1ml~10ml
UMS-6(マイクロチップステップ型φ6)
遠沈管や試験管など、容量が増えた場合に使用するチップです。遠沈管や試験管、サンプル瓶などで比較的多くの処理を行う方にお勧めです。
目安処理量:2ml~50ml
型式 | UX-050 |
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最大出力 | MAX-50W |
周波数 | 20kHz±1kHz |
運転モード | タイマー運転・インターバル運転 |
チップ | UMS-3(マイクロチップステップ型φ3) ※標準付属 |
発振機寸法 | H286×W156×D308(mm) |
発振機重量 | 約5.6kg |
振動子寸法 | φ40×226L |
ユーティリティー | AC100V 1A |